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TalentLMS・LearnUpon・360Learningの違いを比較!料金と利用規模で選ぶ

読む目安 約6分 更新日 2026-07-26 TalentLMS LearnUpon 360Learning

TalentLMS、LearnUpon、360Learningは、いずれもクラウド型のLMS(学習管理システム)です。LMSとは、教材の配信、受講者の管理、修了状況の記録をまとめて扱うためのサービスを指します。3製品とも、社員研修や、顧客など社外の受講者向けの教育に使えます。

ただし、違いがないわけではありません。契約を始めやすい規模、料金の示し方、複数の受講者層を分ける仕組みは、それぞれ異なります。

比較するときは、表示されている価格の安さだけを見ないほうが選びやすくなります。先に決めておきたいのは次の3点です。何人から始めるのか。毎月何人が実際に利用するのか。社員と顧客を同じ環境で管理したいのか。

結論を先に

少人数で試したいならTalentLMS。一定規模以上で対象別の構成を相談したいならLearnUpon。100人までの公開プランや、社内の担当者を巻き込んだ教材づくりを重視するなら360Learningが候補です。

外部向けの研修を複数の顧客やパートナーへ提供する場合は、受講者を分ける仕組みと、料金を何で数えるか(課金単位)もあわせて確認してください。

TalentLMS

こんな人に

少人数の無料利用から始め、利用者の増加に合わせて広げたい

LearnUpon

こんな人に

社員、顧客、会員向けの構成を、一定規模から個別に相談したい

360Learning

こんな人に

100人までのチームや、社内の担当者による教材の共同作成を重視したい

3製品の違い

観点TalentLMSLearnUpon360Learning
受講者の整理グループとbranchグループとsub-portal階層化したグループとExtended Academies
研修の組み立てコースを順番にまとめる学習パス条件分岐も扱えるLearning Journeysコースや集合研修などをまとめるPath
外部向け環境branchごとにURLや表示、受講者、コースを分離sub-portalごとにURL、表示、教材を分離Extended Academiesでグループ別の表示やURLを構成

表にあるTalentLMSのbranch、LearnUponのsub-portal、360LearningのExtended Academiesは、いずれも受講者層ごとに研修環境を分けるための仕組みです。役割は似ていますが、使えるプランや追加料金の条件は同じではありません。

料金と利用規模の違い

3製品は課金の考え方が異なるため、表示額を並べただけでは比較になりません。特に確認したいのが、登録した人数を基準にするのか、それとも月内に実際に使った人数を基準にするのかという点です。

TalentLMSは少人数から段階的に始められる

TalentLMSには、最大5ユーザー、10コースまで使える期間制限なしのFreeがあります。有料のCoreは1〜40ユーザー枠で、年払い換算の月額119米ドルです。標準の枠では、月内にポータルへログインした利用者を「アクティブユーザー」として数えます。

規模が大きくなるとEnterpriseが対象で、こちらは年契約の個別見積もりです。標準構成は1,000ユーザーから案内されています。

もう一つ、ProのFlex add-onという選択肢があります。登録者数を無制限にしたうえで、月間にログインした異なるユーザーの数を基準に課金する方式です。登録者は多いものの毎月の受講者が入れ替わる研修では、この数え方の違いが費用の見積もりに効いてきます。

LearnUponは対象と開始ユーザー数を決めて見積もる

LearnUponは公開金額を掲載しておらず、社員・顧客・会員のうち誰に研修を提供するかに応じた個別見積もりです。

開始規模は用途によって異なります。LearnUpon for Employeesが100ユーザー、LearnUpon for Customer Educationが300ユーザー、LearnUpon for Associationsが150ユーザーからです。

100ユーザー未満の構成を探している企業には適合しないと案内されているため、ごく小規模な導入よりも、対象と人数がある程度固まった段階で比較しやすい製品です。なお、全プランに導入担当者、カスタマーサクセス、24時間365日の技術サポートが含まれます。

360Learningは100ユーザーまで公開料金がある

360LearningのTeamは最大100ユーザーで、1ユーザー当たり月額8米ドルの月払いです。30日間の無料体験があります。注意したいのは、管理者や教材作成者も同じユーザー課金に含まれる点です。

BusinessとEnterpriseは個別見積もりで、登録ユーザー数と月間アクティブユーザー数を組み合わせた契約ができます。受講者の利用頻度が部門や顧客によって違う場合は、どの人数を登録者として数え、どの人数を月間の利用者として見込むかを分けて試算できます。

また、Live、Globalization、Extended Academiesなどは、それぞれ1ユーザー月額2米ドルの追加機能として案内されています。必要な機能によって総額が変わる点は、見積もり時に確認しておきたいところです。

注意

料金情報は2026年7月26日時点のグローバル参照用情報であり、日本向け料金ではありません。TalentLMSと360Learningの公開額は米ドル表示で、3製品とも日本専用の公開料金・契約条件は確認できませんでした。契約前に、対象市場の最新料金、税、為替、必要な追加機能を各社へ確認してください。

受講者をどう分けるか

TalentLMSはグループとbranchを使い分ける

TalentLMSでは、グループを共通コースの割り当て単位として使えます。営業部の受講者に同じ研修をまとめて割り当てる、といった使い方です。

これに対してbranchは、独自のURL、表示、言語、受講者、コースを持つ分離された環境です。社員向けと顧客向けを分ける場合や、顧客企業ごとに見せるコースを変える場合に検討できます。使えるbranchの数はプランによって異なり、Freeには含まれません。

LearnUponは研修対象ごとの入口が明確

LearnUponは、社員向け、顧客教育向け、会員組織向けと、製品の入口自体を分けています。まず誰に研修を届けるかを決め、その対象に必要な構成を見積もる流れです。

複数の環境が必要な場合は、sub-portalを使ってURL、表示、教材を分けられます。さらにLearning Journeysという仕組みでは、受講者の登録情報や前のコースの結果に応じて、次に進む研修を分岐させられます。対象ごとの研修環境だけでなく、受講の流れまで細かく設計したい場合に比較しやすい構成です。

360Learningは共同作成と複数対象の管理を組み合わせる

360Learningは、社員、顧客、パートナーを一つの契約で扱う構成を案内しています。受講者を階層化したグループに分け、管理者、教材作成者、マネージャーといった役割ごとに管理範囲を設定できます。

教材づくりの進め方にも特徴があります。社内の専門担当者と共同で教材を作成でき、コース、集合研修、評価などをPathにまとめられます。外部向けに環境を分けたい場合は、Extended Academiesでグループごとの表示や専用URLを構成します。社内に蓄積された知識を教材に反映しながら、複数の受講者層へ展開したい場合に向いた設計です。

用途別の選び方

まず小さく試すならTalentLMS

無料プランで受講者とコースを登録し、基本的な運用を試せることがTalentLMSの分かりやすい入口です。

導入後に受講者層が増える見込みがあるなら、必要なbranch数と、通常のアクティブユーザー枠とFlex add-onのどちらが実態に合うかを、早めに確認しておきましょう。

一定規模の社員研修や顧客教育ならLearnUpon

社員100ユーザー、顧客教育300ユーザーといった用途ごとの開始規模に合うなら、LearnUponが候補になります。

個別見積もりを取るときは、必要なsub-portalの数、対象別の表示、受講の経路、導入支援をまとめて確認すると、必要な構成を判断しやすくなります。

教材を共同で作るなら360Learning

研修担当者だけでなく、各分野の担当者も教材づくりに参加する体制なら、360Learningを検討できます。

分かれ目になるのは規模です。100ユーザーまでのTeamで足りるのか、それとも登録ユーザー数と月間アクティブユーザー数を組み合わせる個別見積もりが必要なのかを整理してください。

確認しておきたいこと

初年度に登録する人数と、1か月に実際に利用する人数は、それぞれ何人か
社員、顧客、パートナーごとに、URLや教材、表示を分ける必要があるか
無料または公開料金で始めたいか、それとも導入支援を含む個別見積もりを前提にできるか

よくある質問

Q.無料で使い始められるのはどれ?

A.TalentLMSには最大5ユーザー、10コースまでの期間制限なしのFreeがあります。360LearningのTeamには30日間の無料体験があります。LearnUponの料金ページには、無料プランや自己申込型の無料体験は掲載されていません。

Q.100ユーザー未満ならどれを選びやすい?

A.TalentLMSはFreeと1〜40ユーザー向けのCore、360Learningは最大100ユーザーのTeamを公開しています。LearnUponは社員向けでも100ユーザーからで、100ユーザー未満の構成には適合しないと案内されています。

Q.顧客ごとに研修環境を分けられる?

A.TalentLMSはbranch、LearnUponはsub-portal、360LearningはExtended Academiesで、顧客や受講者層ごとに環境を分ける構成を取れます。必要な環境数、表示を変えられる範囲、追加料金や対象プランは、契約前に確認してください。

出典

確認日: 2026-07-26(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)

TalentLMS

LearnUpon

360Learning