Skilljar by Gainsightは、顧客やパートナーに学習コンテンツを届けるためのLMS(学習管理システム。研修の配信と受講記録の管理をまとめて行う仕組み)です。企業は自社ブランドの受講者向け研修サイトを用意し、コースの配信から受講登録、認定、学習状況の分析までをまとめて管理できます。
とくに検討しやすいのは、顧客向けの製品トレーニングやパートナー認定を継続して運用したい企業です。一方で、本体価格は公開されていません。必要な研修サイト数や年間のアクティブ受講者枠をもとに、見積もりを取る必要があります。
Skilljarは、顧客やパートナーへの教育を主な用途とするクラウド型LMSです。管理者は専用の管理画面から研修を設定し、受講者は企業ごとにブランド設定された研修サイトで学習します。
Enterpriseプランでは、顧客やパートナーに加えて従業員も対象にでき、数千人規模の受講者が想定されています。ただし、製品全体の中心はあくまで外部向け教育です。社員研修だけが目的なら、必要な運用とプランが合うかを先に確認したほうがよいでしょう。
コースには、動画、PDF、音声、クイズなどを組み合わせられます。LMS向け教材規格のSCORMやHTML5パッケージも登録できるため、すでに教材を持っている企業も移行方法を検討できます。
受講者が好きな時間に進めるレッスンだけでなく、オンラインまたは対面のライブ研修もコースに含められ、出席状況を追跡できます。製品の基礎はオンデマンドで学び、最後に講師のセッションを設ける、といった研修設計が可能です。
受講者は会社などの単位でグループ化でき、1人を複数のグループに所属させることもできます。グループへの参加を条件に、公開済みのコースや学習パスへ自動登録できるので、顧客企業やパートナー区分ごとに研修を割り当てる運用に対応します。
学習パスでは、関連する複数のコースをまとめられます。受講者は一度の登録でパス内のコースへ進めるため、入門から応用までを順に案内したい場合に使えます。
コース修了、またはクイズの合格点を条件に証明書を発行できます。証明書には共有可能な検証用URLが付き、有効期限も日数または月数で設定できます。
つまり、受講した事実を示すだけでなく、一定期間ごとに更新が必要なパートナー認定の仕組みも構成できるということです。
受講者向け研修サイトは、テンプレートやHTML、CSSを使ってブランドに合わせられます。公開サイトと限定公開サイトを構成でき、SSOによるログインにも対応します。
コースや学習パスを商品としてまとめ、価格や有効期限を設定して販売することも可能です。購入にはStripe、PayPal、Salesforceを利用でき、サブスクリプション、クレジット、プロモコードも扱えます。顧客教育の提供に加えて、有料講座を運営したい場合も検討対象になります。
コースごとに、利用時間、登録数、修了数、評価を確認できます。学習パス、コース、受講者、登録、クイズ、SCORM教材のデータはCSVで取得できます。
Salesforce、Gainsight、Zendeskなどとの連携も用意されています。研修データを顧客管理やカスタマーサクセスの業務と結び付けたい場合に、確認しておきたい部分です。
Skilljarの本体料金は公開されておらず、Essentials、Professional、Enterpriseのすべてが個別見積もりです。料金は、年額サブスクリプションと年間アクティブ受講者枠の組み合わせで決まります。レッスンを利用した受講者は、月ごとに1回、年間枠へ計上されます。
プランによる主な違いは、受講者向け研修サイトの数と想定用途です。
無料プランや無料トライアルは料金案内に記載されていません。検討時はデモを依頼するか、セルフガイド式の製品ツアーを利用できます。なお、受講者向け画面を多言語化する言語パックは、5言語で10,000米ドルからと案内されています。
注意
料金情報は2026年7月26日時点です。参照できる本体料金はグローバル向けの案内で、日本専用の公式料金や契約条件は確認されていません。見積もりでは対象市場、必要な研修サイト数、年間アクティブ受講者枠、追加機能を確認してください。
受講者向け画面はスマートフォンの表示に対応しています。一方、オフライン受講は公式の機能比較で案内されていません。通信できない場所での利用が必要なら、要件を満たせるか確認が必要です。
日本語を含む20言語の受講者向け画面が案内されていますが、言語パックには追加料金がかかる場合があります。もう一点、公開した学習パスには前提条件を設定できません。あるコースを終えた人だけ次へ進める、という運用が欠かせないなら、実現方法を導入前に確かめてください。
Skilljarは、顧客やパートナー向けの研修を自社ブランドで継続運用したい企業に合いやすいLMSです。コース配信だけでなく、受講者のグループ分け、認定、有料販売、学習データの分析までを同じ環境で管理したいなら、見積もり候補に入れやすいでしょう。
選定では、機能の多さより、年間アクティブ受講者枠と研修サイト数が実際の運用に合うかが重要になります。オフライン受講や学習パスの前提条件については注意点もあるため、デモや製品ツアーでは自社の受講者像と研修の流れを当てはめて確認すると判断しやすくなります。
Q.無料で試せる?
A.料金案内には無料プランや無料トライアルの記載がありません。デモ依頼とセルフガイド式の製品ツアーが用意されています。
Q.社員研修にも使える?
A.Enterpriseプランでは従業員も対象に含まれます。ただし、Skilljarの主な用途は顧客・パートナー教育です。社員研修が中心なら、必要な運用範囲を確認してください。
Q.受講者向け画面は日本語に対応している?
A.日本語は対応言語として案内されています。ただし、日本語対応と日本向け料金の有無は別の話です。日本専用の公式料金や契約条件は確認されていません。
確認日: 2026-07-26(記載の各公式ページで確認。価格などは変わることがあります)
Skilljar by Gainsight